この最初の2つの物語は7歳~10歳の子供たちを対象としているが、筆者はアプリのデモを試してみて、今後、大人向けの物語でこのARの形式を採用しても面白いと感じた。
また、Milk氏は、Wonderscopeを物語の読み聞かせ用のオープンプラットフォームのようなものにしたいと話していた。最初の2つの物語に続いて同アプリに追加される物語は、Withinによって採用され、支援される可能性が高い。だが、同社は「Storymaker」と呼ばれる開発ツールを作成しており、クリエイターはこれを使ってWonderscopeの中核的な技術を利用することができる。最終的には、あらゆるタイプのクリエイターがより簡単にWonderscopeを利用して、独自の生き生きとした物語を作り、公開できるようにすることが、同社の大きな目標だ。
筆者の中に宿る子供は、それらの物語の1つに、あのブンブン飛び回るハチも登場すればいいなぁと思っている。
Wonderscopeは無料のアプリで、ユーザー登録やクレジットカードは不要だ。リリースの時点では、A Brief History of Stunts by Astounding People(飛行機スタントのおばあちゃんが登場する物語)が無料で含まれており、Little Red the Inventorは4.99ドル(約560円)で販売される。12月より、追加のタイトルが提供され始める予定だ。
Wonderscopeは「iPhone 6s」以降のiPhone、2017年以降に発売された「iPad」(「iPad Pro」を含む)で動作する(ただし、「iOS 11」以降を搭載していることが条件)。Withinは「Android」版についての計画を明示していない。最高執行責任者(COO)のColin Decker氏は「一貫した素晴らしい体験を提供できると判断」したら、別のプラットフォームでもWonderscopeをリリースするとコメントした。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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