Appleは、「マップ」アプリ用のデータを収集するため、従業員が徒歩でカリフォルニア州の各所を巡っていることを認めた。
10月に初めて、「Apple Maps, maps.apple.com」と書かれたバックパックを背負い、その上にカメラとセンサ装置らしき物が突き出た状態で運んでいる人物が目撃された。
このような複数のApple従業員がサンフランシスコで目撃されていた。同社はこのほど、アラメダ、ロサンゼルス、サンマテオ、サンタクララ、サンタクルーズでも今後同じ姿がさらに見られるようになると認めた。
こうしたデータ収集の取り組みを他の地域に拡大する計画があるかどうかは不明だ。
AppleとGoogleはともに、それぞれの地図サービスを向上させるため、路上やランドマーク(目印になる場所)でデータを収集するために車両を利用している。ところが、好みのOSが「iOS」であれ「Android」であれ、モバイルマップの利用が役に立つ場面はたいてい、徒歩や自転車で移動する時だ。
このこと自体が問題をはらんでいる。というのも、歩行者が行けるエリアすべてに車が入れるわけではないからだ。また、道順案内が不正確だと、ユーザーが道に迷ったり、地図アプリに不満を抱いたり、深刻なケースでは危険な目に遭ったりするおそれがある。
したがって、従業員による歩行者チームを活用することで、不足を補い、路上を走る車では不可能なデータを提供できるというわけだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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