「Microsoft Azure」と「Office 365」を利用している世界各地の多くのユーザーは米国時間11月19日、ほぼ丸1日にわたってアカウントにサインインできない状況に陥っている。Microsoftによると、多要素認証(MFA)まわりでの障害が発生したという。
Office 365サービスの稼働状況を知らせるページによると、影響を受けるユーザーはMFAを用いたサインインができない可能性があり、セルフサービスによるパスワードリセットもできない可能性があるという。
同ページによると、AzureとOffice 365のMFAサービスの障害は、協定世界時(UTC)の19日午前4時39分に発生したという。
Azureのエンジニアらは米国東部時間の19日正午頃、ホットフィックスをデプロイしたものの、問題の原因に効果を発揮するまでに時間がかかり、特に欧州とアジア太平洋地域ではそれが顕著だと報告していた。もっともホットフィックスにより、認証エラーの数は減少していると述べていた。
米国東部時間の19日の16:30にAzureの稼働状況を知らせるページを確認したところ、すべてのサービスの稼働が正常に戻ったようだ。また、Office 365サービスの稼働状況を知らせるページには以下のように記されていた。
直近のMFAリクエストは適切に処理されていることを確認しており、この問題が再び発生しないよう、同環境に対する追加の対策に取り組んでいる。この問題を引き起こした真の原因についての調査を続行しており、今後も最優先で取り組んでいく。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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