Raspberry Pi財団は、「Raspberry Pi 3 Model A+」を発表した。以前からある現行の低価格版「Raspberry Pi 1 Model A+」に、いくつか大きな改良を施している。
初代「Model A」の後継モデルとして2014年11月に発表された現行の「Model A+」は旧式化しつつあった。2014年版の「Model 1 A+」は現在もModel Aと同じシングルコアチップセットを採用している。
現地時間11月15日にリリースされた新しいPi 3 A+は、2018年に入ってリリースされた「Raspberry Pi 3 Model B+」と同じクアッドコアシステムのチップを新たに採用している。SoCはBroadcomの「BCM2837B0」で、CPUは64ビットの1.4GHzクアッドコア「Arm Cortex-A53」だ。
仕様がアップグレードされたにもかかわらず、Pi 3 A+の価格は25ドル(約2800円)に抑えられ、2倍のメモリを積んでいるRaspberry Pi 3 Model B+より10ドル(約1100円)安い。
機能面でModel B+との大きな違いの1つは、Pi 3 A+にはEthernetポートがなく、USBポートも1つしかないことだ。
ポートを絞り込んだことでフォームファクタの小型化が可能になった。Raspberry Pi Zero」と同様、新しいPi 3 A+も512MバイトのRAMを搭載しており、これは2014年モデルがリリースされた当時のRAMの2倍の容量だ。旧A+は、2016年にRAM容量が2倍になった。
一貫性を確保するため、Pi 3 A+の機械的な占有面積は2014年のModel A+から変更がなく、サイズは65mm×56.5mmで、GPIO(汎用入出力)ヘッダも同じく40ピンだ。
Pi 3 A+は2.4GHzと5GHzのIEEE802.11acデュアルバンド無線LAN、Bluetooth 4.2に対応する。
HDMI 1.3ポートは1080pのモニタやテレビをサポートし、電源用Micro USBコネクタ、4極のステレオ音声出力、コンポジットビデオジャックを備える。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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