プログラム可能なマイクロコンピュータ「Raspberry Pi」がさらに小さくなった。英国ケンブリッジに本拠を置くRaspberry Pi Foundationがこのほどリリースした新製品「Raspberry Pi Model A+」は、ハードウェアの改善がいくつか施されたほか、全体的なサイズが縮小した。
Raspberry Piは、コンピュータから余分なものを削ぎ落とし、最も基本的な要素のみで構成するというコンセプトの製品だ。シンプルで飾り気のない回路基板は、モニタなどの周辺機器に接続できるだけでなく、より大胆で独創的なプロジェクトにも活用できる。
最新のRaspberry Pi Model A+は長辺が65mmとなっており、旧モデル「Model A」の86mmと比べて小さい。また、SDカードスロットをmicroSDカードスロットに置き換えたほか、GPIDピンを40本にして入出力の数を増やした。
さらに、RAMは旧モデルと同じ256Mバイトだが、オーディオ回路に専用の低ノイズのパワーサプライを採用したとRaspberry Pi Foundationは述べている。
Model A+は、7月に登場したより高性能な「Model B+」の下位モデルとして位置付けられる製品だ。Raspberry Pi Model A+は、英国でFarnellから15ポンド、米国でMCMから20ドルで発売されている。
「ここ英国で製造を続けながら価格を(20ドルと先代より)5ドル下げられたことは、非常に驚くべきことだ」とRaspberry Pi Foundationの創設者Eben Upton氏は述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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