Facebookが「Messenger」の送信取り消し機能を一部地域でリリースした。
TechCrunchによると、ポーランド、ボリビア、コロンビア、リトアニアで現地時間11月15日、「iOS」と「Android」向けのFacebook Messengerで、「Remove」機能が提供開始されたという。TechCrunchは、この新機能の仕組みについて説明している。
10分以内であれば送信したメッセージを削除できるようになることはこれまでに明らかになっているが、TechCrunchによると、メッセージがあったことを示すマーカーが残されるという。
この機能を使用するには、送信済みメッセージをロングタップし、「Remove」を選択する。「Remove for Everyone」(メッセージを完全に取り消してマーカーを残す)、または「Remove for you」(現在の削除機能と同様に、受信者はメッセージを表示できる)のオプションが表示される。
「Remove for Everyone」を選択した場合は、削除前に「このメッセージは、すべてのチャットメンバーを対象に完全に削除される。チャットメンバーには、あなたがメッセージを削除したことがわかり、また、そのメッセージを報告することもできる」というメッセージが表示される。
Facebookは、送信が取り消されたメッセージを短期間保存する。そのため、報告があった場合にポリシーに違反しているかどうかを確認できる。この機能を利用して、嫌がらせ行為を隠ぺいすることはできない。
Facebookは、このRemove機能を拡大して、各メッセージやスレッド全体の有効期限を事前に設定できるようにすることを検討しているという。
Facebook Messengerを統括するStan Chudnovsky氏はTechCrunchに対し、このRemove機能は、最高経営責任者(CEO)のMark Zuckerberg氏が以前メッセージを削除した際に使ったものと同じではないと述べた。
米CNETは、Remove機能の世界的な展開についてFacebookにコメントを求めたが、回答は得られていない。TechCrunchによると、Facebookはこの機能を「できるだけ早い時期に」広く提供したい考えだという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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