音楽とともに歌詞が浮かび上がるスピーカ「Lyric Speaker」に、インテリアとしても最適な新モデル「Lyric Speaker Canvas」が登場した。11月15日、Lyric Speakerの製造、販売を受け持つCOTODAMAが発表した。発売は11月16日で、税別価格16万5000円になる。
Lyric Speakerは、液晶ディスプレイを搭載し、再生した音楽に合わせて歌詞を表示できるスピーカ。歌詞表示は、曲調によって変わるほか、同じ曲でもパターンを変えて出すことができ、モーショングラフィックも楽しめる。2016年に第1号機を発表した。
第2号機となるLyric Speaker Canvasは、歌詞を表示できる機能はそのままに、棚などに置きやすい薄型ボディを採用。「歌詞をインテリアのように飾って楽しむ」コンセプトで作ったという。
スピーカとスマートフォンやタブレットをWi-Fi接続し、音楽を再生すると、スピーカが歌詞を取得し表示する仕組み。歌詞表示ができる対応楽曲は約240万曲で、シンクパワーの歌詞投稿コミュニティサイト「プチリリ」と提携している。
楽曲のテンポや構成などにより、歌詞を表示するフォントのサイズや種類が変わり、モーショングラフィックも変化。バラード調であれば明朝体、アップテンポな曲であればゴシック体などを使い分ける。文字のサイズや種類、動きは独自の「リリックエンジン」が生成する。リリックエンジンは、DJプレイ、ライブパフォーマンス、YouTubeなどの動画再生時にも歌詞を表示できるツールとして提供しているという。
発表会には、ミュージシャンのスキマスイッチが登場し、「未来花 (for Anniversary)」と「全力少年」の2曲をLyric Speaker Canvasを使って試聴。常田真太郎さんは「実は歌詞カードになった時の段落も気にしていて、今回の歌詞表示では、その部分が反映されているように感じた」とコメント。大橋卓弥さんも「テンポのある曲はインテリアに溶け込みそう。文字から歌詞に引き込まれて、曲を聴いてくれたらすごくうれしい」と話した。
本体にはフルレンジスピーカとウーファを内蔵し、周波数特性は40Hz~20kHz。サイズは高さ40cm×幅48cm×奥行き12cmで、重量は5.2kg。代官山 蔦屋書店、二子玉川 蔦屋家電、THE CONRAN SHOP 新宿本店、丸の内店、名古屋店、京都店、福岡店で販売するほか、12月1日からヨドバシカメラ 新宿西口本店、マルチメディアAkiba店、梅田店などでも取り扱う。
Lyric Speakerは、日本のほか欧米地域でも販売。欧州における音楽テクノロジインキュベーションプログラムである「アビー・ロード・レッド」にも選出されている。
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