Alphabet傘下のWaymoは、自社の自動運転車が関わった接触事故の原因が、人間のドライバーによる操作にあったと説明した。
カリフォルニア州マウンテンビューで米国時間10月19日、自動運転の「Chrysler Pacifica」がオートバイに接触した。自車の車線前方に突然入ってきた車両を避けるため、テストドライバーが車線変更している際の出来事だったという。Waymoの最高経営責任者(CEO)を務めるJohn Krafcik氏が11月6日、ブログ投稿で明らかにした。
Krafcik氏の説明によると、テストドライバーは「不十分な状況把握」のまま反射的な判断を強いられ、前方の車両を避けようとして後続のオートバイとの接触を招いたという。
Krafcik氏は、Waymoが調査したところ、もし自動運転車のソフトウェアによるコントロールが続いていたら、「360度全方位を視認」できる技術によって、この事故は回避できていたことが明らかになったと述べた。
カリフォルニア州車両管理局の報告によると、オートバイの運転者はこの事故で負傷し、治療のため病院に運ばれたという。
自動運転車の安全性は、依然として問題視されている。3月にはアリゾナ州で、Uberの自動運転車が自律モード中に歩行者をはねて死亡させる事故を起こした。
The Informationは8月、Waymoがアリゾナ州フェニックスで実施している自動運転車のパイロットプログラムで、運転タスクの処理に苦戦して交通の混乱を招いていると報じていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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