HTCは米国時間11月8日、仮想現実(VR)をエンタープライズレベルに引き上げる新たな取り組みを発表した。これには、業務用アプリケーション向けの新しいプラットフォームやハードウェア、ソフトウェアが含まれる。
まず、新しいスタンドアロン型VRヘッドセット「Vive Focus」を米国など各国で発売する。中国では1月に一般発売、日本では10月に法人向けに発売していた。Vive Focusは「Vive Wave」プラットフォームに対応し、3K AMOLEDデュアルディスプレイと「Snapdragon 835」モバイルプロセッサを搭載する。スタンドアロンのヘッドセットなので、他のHTC ViveヘッドセットのようにPCに接続する必要はない。価格は599ドル(約6万8200円)から。
HTCは、VRプラットフォームであるVive WaveのためのSDKも公開している。これにより、VR開発者は会社用または顧客用のコンテンツを作成し、さまざまなヘッドセットで公開できる。
HTCは、VRで会議ができる「Vive Sync」アプリも発表した。同時に最大で20人の従業員が会議に参加できる。
HTCによると、VolkswagenやSimForHealthなどの企業が、すでに研修やシミュレーション、製品設計にViveを利用しているという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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