HTCは、スタンドアロンの仮想現実(VR)ヘッドセット「VIVE FOCUS」について、2018年末までに世界展開すると、サンフランシスコで開催中のGame Developers Conferenceで発表した。2017年に中国で先行発売されていたVIVE FOCUSは「6自由度」(6DoF)のトラッキングを搭載しており、外部センサを追加することなく部屋の中を移動できる。ソフトウェアツールキットは「Vive Wave」を使用し、「Steam」ではなく、HTCのコンテンツプラットフォーム「Viveport」のアプリやゲームに対応する。
VIVE FOCUSは、2018年に世界のユーザーの目に触れるスタンドアロンVRヘッドセットとしては、3つ目の機種になる見込みだ。まず5月には、スマートフォン不要の199ドル(約2万1000円)のVRデバイス「Oculus Go」が、「Oculus Rift」のメーカーから登場する見込みだ。さらに、LenovoがGoogleと提携して開発し、GoogleのVRプラットフォーム「Daydream」に対応するヘッドセット「Mirage Solo with Daydream」のリリースも予定されている。
VIVE FOCUSは、Qualcommのプロセッサ「Snapdragon 835」を搭載しており、高い負荷がかかる処理も扱える。開発者向けのページでは開発者キットの申し込みを受け付けており、アプリ開発用の「Vive Wave SDK」も提供されている。なおVIVE JAPANのFacebookページによると、「日本への開発キット発送は技適取得後」になるという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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