Microsoftがアクティベーションサーバで発生したバグの修正に取り組んでいるようだ。このバグにより、「Windows 10 Pro」搭載マシンでライセンスが正しく認証されない問題が生じている。
この問題は、一部の「Windows 10」ユーザーの間にパニックを引き起こした。これらのユーザーはReddit上で、バグによって「Windows」が「起動できなくなった」と報告している。マシンがWindows 10 Proから「Windows 10 Home」に突如切り替わり、両者のライセンスが一致しなくなった模様だ。
Redditのスレッドには「Windows 8 Proのキーを使用してWindows 10に無料アップグレードしたマシンをずっと使ってきたが、突然、このキーがWindows 10 Home版のものでインストールが必要だと表示された。何が起きているのだ?」と書かれている。
Windows 10ユーザーの「DanielRandy」は、Microsoftのコミュニティーフォーラムにアクティベーションの問題を投稿し、Microsoftの担当者からのものとする回答を投稿した。
このサポート担当者は次のように述べている。「Microsoftはつい先ごろ、現在Proエディションで生じているアクティベーション問題について『Emerging issue』の告知を行った。この問題は、日本、韓国、米国など多くの国で発生している」「大変残念ながら、現在Microsoftのアクティベーションサーバに一時的な問題が生じており、一部の顧客はこの問題で、Windowsがライセンス認証されていないと表示される状況に直面するかもしれない。当社のエンジニアチームはこの問題を解決するため懸命に取り組んでおり、1〜2営業日以内に修正することを見込んでいる」
Microsoftのサポート担当者からとされる同様のメッセージは、この問題に関する他のスレッドにも複数投稿されている。
編集部注:米ZDNetに寄稿するMary Jo Foley氏によると、米国東部標準時間午後5時頃から、アクティベーション問題が解決したようだとTwitterユーザーが報告し始めていると述べている。ユーザーは、「設定」>「更新とセキュリティ」>「ライセンス認証」の順に進んだ後、「トラブルシューティング」を選択して「ライセンス認証のトラブルシューティング」を実行し、正しいライセンス認証状態を復元する方法を試すように言われたと報告しているそうで、MicrosoftのシニアプログラムマネージャーBrandon Leblanc氏もそのようにツイートしている。
Try going to Settings > Update & security > Activation, and then select Troubleshoot to run the Activation Troubleshooter and seeing if this gets you activated.
— Brandon LeBlanc (@brandonleblanc) November 8, 2018
アップデート(11月8日東部標準時午後9時):Microsoftの広報担当者は最新の公式声明を公開した。
「限られた数の顧客がアクティベーションの問題に遭遇していたが、当社のエンジニアが対処した。影響を受けた顧客には、これから24時間中に自動的にソリューションが適用される。それまでは、通常通りWindows 10 Proの利用を続けられる」
フィックスが適用されれば、非対応という表示は消える。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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