Facebookは米国時間11月5日遅く、米国中間選挙を前に「不審な組織的行動」との関与が疑われる100件以上のFacebookおよびInstagramのアカウントを閉鎖したと発表した。
4日夜に米法執行機関からFacebookに、最近発見したオンライン活動について「外国組織とのつながりが疑われる」と判断したという連絡があったことを受けて、それらのアカウントを使用停止にしたという。Facebookのサイバーセキュリティポリシーを統括するNathaniel Gleicher氏が5日のブログ記事で明らかにした。
「米国の重要な選挙まで1日しかないことを踏まえ、われわれが講じた措置と現時点で把握している事実について伝えたかった」とGleicher氏はその記事に記している。
世界中に20億人以上のユーザーを擁するFacebookは、選挙の完全性を保護するよう、議員らの圧力を受けている。2017年に同社は、ロシアがFacebookを利用して2016年の米大統領選に干渉し、米国人の分断を図ったことを示す証拠を見つけたと公表した。Facebookはそれ以来、イランによる干渉活動に関連するものを含む、多数のアカウントを削除してきた。
今回の新たな問題について、Facebookは、約30件のFacebookアカウントと85件のInstagramアカウントを、不審な行動とつながりがあるとして特定した。そのFacebookページのほぼすべてがフランス語かロシア語だったが、Instagramのページはほとんど英語で記述されていたという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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