米国の消費者情報誌Consumer Reportsは、会員から集めた情報にもとづく自動車メーカーおよび自動車ブランドの信頼性ランキングを発表した。トヨタ自動車の高級車ブランド「Lexus(レクサス)」が1位、トヨタが2位になったほか、3位に前年調査から順位を9つ上げたマツダ、4位に2つ上げたスバルが入った。
ランキングで上げられた29社/ブランドのなかで、マツダの9つという順位上昇幅はもっともよい成績向上。SUV「CX-9」および2人乗りオープンスポーツカー「MX-5 Miata(マツダ・ロードスター)」に関する問題解消が評価された。ただし、SUV「CX-3」は空調システムの不具合により信頼性が平均を下回ったという。
レクサスは前年2位、トヨタは前年1位で順位を入れ替えた形。レクサスは、データが十分に集まらなかったセダン「LS」を除く全車種6モデルで平均以上の信頼性を獲得した。
10位までに入った日本勢は、スバルが4位、日産自動車の高級車ブランド「Infiniti(インフィニティ)」が6位。ところが、日産本体は、前年の11位から順位を3つ落として14位になった。
また、Tesla(テスラ)は順位を6つ落として27位とされた。発売から1年目であるにもかかわらず、セダン「Model 3」は平均を上回った。ただし、セダン「Model S」はサスペンションと外部ドアハンドルなどの問題で信頼性が平均未満、SUV「Model X」はドアとディスプレイのトラブルで平均を大きく下回った状態が続いているという。
なお、調査は5万人以上いる会員からのデータを集計して実施した。データ量が不十分であることから調査対象としなかった自動車メーカーおよび自動車ブランドは、Alfa Romeo(アルファロメオ)、Fiat(フィアット)、Jaguar(ジャガー)、Land Rover(ランドローバー)、Maserati(マセラティ)、三菱自動車工業、Smart(スマート)。
記事初出時、「Infiniti(インフィニティ)」を本田技研工業のブランドとしていましたが、日産自動車の誤りでした。訂正してお詫び申し上げます。
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