Appleは米国時間10月30日、「iOS 12.1」を「iPhone」と「iPad」向けにリリースした。同日、AppleはiPadと「Mac」の最新版を発表している。iOS 12.1では、「グループFaceTime」を利用して最大32人の友人とビデオ通話ができるようになる。また、動物のラマ、ハートマーク付きの顔、ソフトボール、スケートボードなど、70種類以上の新しい絵文字が送れるようになる。新しい絵文字は、無料のソフトウェアアップデートにより「Apple Watch」とMacにも搭載される。
「iOS 12は、信じられないほど好調なスタートを切った」と、Appleの最高経営責任者(CEO)を務めるTim Cook氏は、ニューヨークのブルックリンで開かれた報道陣向けイベントの壇上で述べ、この新OSが既にiOS端末の60%にインストールされているとした。
グループFaceTimeは、話している相手を自動的に検知し、その相手の画像を拡大表示する。話をしていない参加者は、話をするまで画面の最下部に表示される。特定の参加者の動画を大きく表示したい場合は、タップして前面に持ってくることができる。また「メッセージ」アプリと統合されているので、「iMessage」のグループチャットから直接グループFaceTimeの通話を開始できる。
また、「iPhone XS」「iPhone XS Max」「iPhone XR」は、iOS 12.1のダウンロードによってデュアルSIM対応となる。そのほか「進化した深度セグメンテーション」がポートレートモードに加わり、写真のボケ効果をさらに調整できるようになる。
Appleは、ハードウェアが最もよく知られているかもしれないが、実際にはハードウェアとソフトウェアのシームレスな統合が、競合他社と一線を画す同社の強みだ。自社製品のすべての側面を制御できるという、 Steve Jobs氏とSteve Wozniak氏が42年前にAppleを創設した時から続く同社の能力が、ハイテク業界の最有力企業であるAppleの主要な要素となっている。同社のモバイルOSであるiOSは毎年刷新され、最新スマートフォンの発売に合わせてリリースされている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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