Googleは、人工知能(AI)で画像内にあるものが何であるか特定する「Google Lens」機能を、画像検索サービスでも段階的に提供開始した。
Google Lensは、これまで「Google Assistant」「Google Photo」などのスマートフォン用アプリ向けに提供してきた機能。写真に写っている被写体を解析し、どのようなものであるかを答えてくれる。たとえば、有名な建築物、犬や花の種類、さまざまな製品などを識別できる。
今回の対応により、検索結果に表示された画像でLens機能が利用可能になった。結果一覧からリビングルームの写真を選び、Lensボタンをタップすると、識別可能な対象物にはドットが表示される。このドットをタップすると、対象物に類似したものの情報が表示される。製品名を調べたり、販売している店舗や通販サイトを見つけたりできるだろう。
画像内の特定領域を囲って指示し、その内部にあるものの情報を調べることも可能。
現在のところ、識別可能なことを示すドットの表示される対象物は製品が中心。数カ月かけて、ランドマークや動物、植物などへ対象を広げる。
また、現時点で画像検索のLens機能が利用可能なのは、米国ユーザーがモバイル版画像検索を英語環境で実行した場合のみ。Googleは、ほかの国、言語などでも順次提供していく予定。
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