日本HPは10月26日、個人向けコンバーチブルPC「HP Spectre Folio 13」「HP Spectre x360 13」「HP Spectre x360 15」の3製品と、法人向けのコンバーチブルPC「HP EliteBook x360 1040 G5」を発表した。発売は、いずれも12月初旬を予定している。
HP Spectre Folioは、クロム鞣しによるフルグレインレザーを外装とキーボード周りに採用した新発想のコンバーチブルPCシリーズ。柔らかいレザーを使用することで、ノートブックモードからメディアモードやタブレットモードといったポジションをスムーズに切り替えられるようになった。
メディアモードでは、膝の上でもPCが安定するようにキーボードをしまえる。タブレットモードでは、筆圧と傾き検知に対応した「HP アクティブペン2」で自然な手描き入力に対応する。
HP Spectre Folio 13は、最新の第8世代インテル Core i5および、i7プロセッサ(Yシリーズ)を使用した業界最小級のマザーボードを搭載。最大8Gバイトのメモリ、最大1TバイトのSSDストレージを搭載し、ディスプレイは13.3インチ(フルHD)のIPSタッチパネルを搭載している。
また、パスワード入力が不要で便利に使えるWindows Hello(顔認証)や、長時間使える最大約19時間バッテリ駆動、前面に配置されたBang & Olufsenのクアッドスピーカなどの特徴がある。
なお、レザー特有の柔軟性に加え、「コニャックブラウン」と「ボルドーバーガンディ(2019年早春展開予定)」の2色で展開する。価格は16万9800円(税別)〜。販売は12月初旬を予定。
従来から展開しているアルミニウム筐体コンバーチブルPC「HP Spectre x360」シリーズは、よりシャープでモダンな印象のエッジ加工を施したデザインに刷新。
HP Spectreを象徴する黒とブラックのカラーリング「アッシュブラック」に加え、「HP Spectre x360 13」では深い藍色とゴールドの組み合わせた新色の「ポセイドンブルー」を採用した。見た目の美しさに加え、機能性向上のためのデザイン変更も行われている。
また、デバイスの右奥の角にUSB-Cポートを配置することで、PCを使用する際にケーブルが邪魔にならないように配慮。どの方向からでも、PCを開けやすくできるようエッジに面取りの加工を施している。スピーカの設置部分には、小さな穴を開けることで、音響効果を向上している。
さらに、大切なデータやプライバシーを守る機能を搭載。覗き見防止の内蔵型プライバシースクリーン(プライバシーモード)に加え、新たに物理的にカメラへの回路を遮断し、インカメラの予期せぬ動作を防止するカメラ機能のオン/オフスイッチ(プライバシースイッチ)を搭載した。
HP Spectre x360 13は、13.3インチの液晶モニタを搭載した薄型・軽量設計のモバイルPC。最新のインテル Core i5-8265U プロセッサ/インテル Core i7-8565U プロセッサ、最大16Gバイトメモリおよび、最大1TバイトSSD(PCIe NVMe M.2)、高精細で画像や動作を再現できるUHD(4K)ディスプレイ搭載に加え、高速で安定したWi-Fi通信を実現するMU-MIMO/ギガビット/ビームフォーミングへの対応、最大約22時間30分(フルHDディスプレイ構成時)のバッテリ駆動時間など、前機種と比較して大きく進化している。
HP Spectre x360 15は、15.6インチの液晶モニタを搭載し、HP Spectre史上最もパワフルな性能を持つコンバーチブルPC。従来機種と比較して、最大約20%パフォーマンスが向上しているという。
最新の6コアプロセッサ(インテル Core i7-8750H プロセッサ)および、NVIDIA GeForce GTX 1050Ti with Max-Q Design グラフィックス、16Gバイトメモリや最大1TバイトSSD(PCIe NVMe M.2)を採用した。HP Spectre x360 13と同様に高速で安定したWi-Fi通信を実現する各種機能の対応など、動画視聴などのエンターテインメントや高い処理能力が要求されるコンテンツ制作に向きだという。
HP Spectre x360 13の価格は、13万9800円(税別)〜。HP Spectre x360 15は、22万9800円(税別)〜で、いずれも発売は12月初旬を予定。
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