タブレット型AI教材「atama+」を提供するatama plusは10月29日、生徒の学習進捗をもとに、“合格しそう”なタイミングをAIでリアルタイムに予測判定し、講師にアラートする機能を公開した。また、同技術に関連する特許を取得したことを発表した。
atama+は、生徒一人ひとりの学習状況をAIによって分析し、個々の専用レッスンを提供するサービス。同社が用意したタブレット教材を解く生徒の理解度やミスの傾向、学習履歴、集中度などをリアルタイムで診断し、最適なルートのカリキュラムを自動で作成する。また、つまずいた原因をAIが特定して、必要な箇所を必要な量だけ学習させることも特徴だ。
新機能が実装されたのは、塾講師向けアプリ「atama+ for coach」。タブレット教材「atama+ for student」を利用する生徒の集中度や学習の進捗をリアルタイムに解析し、生徒ひとりひとりのコンディションを可視化した上で、いつ、どんな声かけをすると効果的かをレコメンドする。今回の機能拡張により、より高い精度でのコーチングが可能となった。
生徒の過去や現在の情報をもとにした「(特定の単元を)合格しました!」「解説をきちんと見ていない可能性があります」「(特定の単元の)問題に標準の2倍以上の時間がかかっています」などのアラートに加えて、今回取得した特許技術を活用し、少し先の“合格しそう”なタイミングを予測する「(特定の単元の)合格間近です!」というアラートに対応。講師は合格の瞬間を逃さず、さらに適切なタイミングで生徒に声をかけられるようになる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」