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テスラが3Q決算で黒字に転換、「Model 3」生産増を見込む

Andrew Krok (CNET News) 翻訳校正: 佐藤卓 長谷睦 (ガリレオ)2018年10月25日 11時28分
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 Teslaが米国時間10月24日、2018会計年度の第3四半期決算(9月30日締め)を発表した。最高経営責任者(CEO)のElon Musk氏は以前より、同年の第3四半期と第4四半期に利益を計上できそうだとの見方を示していた。

 Teslaの第3四半期の売上高は68億ドルに達し、またしても最高額を更新した。純利益は3億ドル、1株あたり利益は2.90ドルとなった。これは第2四半期とは対照的な結果だ。第2四半期は、自動車部門が当時の過去最高となる34億ドルの売上高(エネルギー関連製品などを含めた総売上高は約40億ドル)を達成したものの、調整後の1株あたりの損益は3.06ドルの損失となり、アナリスト予測を下回っていた。

 Teslaは株式公開以降、黒字を計上したことがこれまで2回しかなく、今回が3回目となる。

 ただし、この黒字は長続きしないかもしれない。Musk氏は、現時点で追加の資金調達は不要だと強調しているものの、Teslaは2019年11月に償還期限を迎える負債をおよそ22億ドル抱えている。この債務を償還すると、たとえ「Model 3」の生産数を増やしたり、利益率を改善したりしても、今後の四半期利益が相殺される可能性がある。

 利益に関して言えば、Model 3の粗利益は第2四半期の時点で黒字化されており、第3四半期にはさらに改善した。Teslaでは決算報告の中で、利益率はGAAPベースでも非GAAPベースでも20%を超えたとしている。利益率の向上は重要で、これによりTeslaは車を1台売るごとに、より多くのもうけを得られるようになる。1回の充電で走行可能な距離が中程度のModel 3やその後に発売予定の走行可能距離を短く抑えたModel 3など、低価格モデルの販売を開始すれば、「Model 3 Performance」のような高価格の(つまり利益率の高い)Model 3シリーズとのバランスを取る必要が生まれてくる。

 第4四半期については、Teslaは強気の予想をしている。同社によれば、第4半期にはModel 3の生産台数と出荷台数が増えるほか、2018年末までに「Model S」と「Model X」が合わせて10万台出荷されるという。また、中国から調達している部品について関税コストが上昇するものの、Model 3の現在の利幅を維持できる見込みだと、同社は述べている。全体的に見れば、中国製品への関税だけで5000万ドルほどの影響が同社の利益に及ぶと、Teslaは予測している。また、手持ちの現金については、適切な状態にあるとTeslaは考えている。「第4四半期に2億3000万ドル分の転換社債の支払いを計画しているが、当社のキャッシュポジションは少なくとも現状を維持できるはずだ」と、Teslaは株主向けの四半期決算報告書で述べている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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