HTCが、同社初のブロックチェーンスマートフォン「HTC Exodus 1」の予約注文受付を開始した。
そもそも「ブロックチェーンスマートフォン」とはいったい何か。HTCによると、ブロックチェーン暗号化が適用されていることからそのように名付けられており、セキュリティ関連の分散型アプリケーションに特化しているという。このスマートフォンは、それ自体がブロックチェーンノードとしても機能する。
HTC Exodus 1は、仮想通貨に対する鍵を格納するための安全な場所を提供する。「セキュアエンクレーブ」とHTCが表現する場所は、スマートフォンのその他の部分や「Android OS」から保護されている。また、「Social Key Recovery」という仕組みが搭載されており、スマートフォンを紛失したり盗まれたりした場合や自分の情報を忘れた場合に仮想通貨にアクセスできるように、暗号化キーの一部を託す、信頼できる数人の連絡先を選択できる。
主な仕様は以下の通り。
仮想通貨を中心とするスマートフォンであるため、ビットコインまたはイーサリアムでのみ購入が可能だ。価格は、0.15BTCまたは4.78ETHで、約11万円に相当する。つまり、「iPhone XS」やサムスンの「Galaxy Note9」と同等の価格帯ということになるが、ブロックチェーンのセキュリティに対する対価と考えられる。
HTC Exodus 1は、HTCのExodusウェブサイトで予約注文が可能だ。米国、英国、台湾、ニュージーランド、ノルウェー、欧州各国など34の国と地域で発売され、12月に出荷予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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