HTCは米国時間8月21日、同社の仮想現実(VR)ヘッドセットを無線化できるアダプタ「Vive Wireless Adapter」の事前予約受付を米国で9月5日に開始すると発表した。価格は299ドル(約3万3000円)。
HTCのブログ記事によると、9月24日に発売されるこのアダプタは、VRヘッドセットの「Vive」および「Vive Pro」に対応する。ただし、Vive Proにはさらに、別売の互換パック(60ドル、約6600円)も必要になる。
互換パックには、Pro用の接続ケーブル、クッション素材のパッド、付属デバイスが含まれる。
アダプタを設置するには、PCのPCI Expressカードスロットにセンサを取り付ける。これにより、PCとViveヘッドセットの間でブロードキャスト通信が可能になる。アダプタは「HTC QC 3.0 PowerBank」で給電できる。バッテリ持続時間は2.5時間だが、バッテリを複数購入することもできる。
アダプタの購入特典には、もれなく2カ月にわたる「Viveport」の試用期間が含まれる。Viveportは、VRアプリをプレイできるサブスクリプションサービスだ。米国の顧客は、Amazon.com、Best Buy、Microsoft、Newegg、Vive.comからアダプタを事前予約できる。
HTCの米国向けVive担当ゼネラルマネージャー、Daniel O'Brien氏は声明で次のように述べた。「われわれはViveを初めてデモして以来、最高のプレミアムVRを実現するには無線化する必要があることを認識していた」
「しかし当社は、素晴らしいワイヤレス体験を提供するには、時間と優秀なパートナーが必要なことを学んだ。真に類のないワイヤレスVR体験をもたらすために、エンジニアリングの専門技術を結集させた。このビジョンの実現を支援してくれたIntelとDisplayLinkに感謝する」(O'Brien氏)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス