苦境にあるスマートフォンメーカーEssentialが、大規模な人員削減を実施したという。
Essentialは、「Android」の生みの親であるAndy Rubin氏が創業した新興企業だ。同社は、これまでに複数の問題に見舞われてきた。5月には「Essential Phone 2」の開発を中止したと報じられた。同社は最初の製品を開発するのに1億ドル(約112億円)以上を費やしたとされているが、出荷されたのは、初代のスマートフォンと、モジュール式アクセサリの360度カメラのみだ。Rubin氏が、同社の売却を検討しているとの報道もあった。
Essentialは先週、ユーザーの振る舞いを模倣する人工知能(AI)が、ユーザーに代わってメッセージに自動応答するスマートフォンを開発していると報じられた。
さまざまな困難な課題があるが、同社は現在も前に進む手段があると述べている。
Essentialの広報担当者は電子メールの声明で、「当社を去る同僚に与える影響について、申し訳なく感じている」とし、「製品への焦点を明確にすることが、真に革新的な消費者向け製品の提供につながると確信している」と述べた。
Bloombergによると、人員削減の規模はEssentialの従業員の約30%に相当するという。ハードウェア部門や販売部門の従業員に影響したと報じられている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス