Skydioのカメラ搭載ドローン「R1」には、コントローラが付属しない。13基のカメラ、コンピュータの強力な頭脳、ソフトウェアの賢い諸機能のおかげで、ほぼ完全な自律飛行が可能だからだ。
飛行の際には、「iOS」または「Android」のアプリを使って地面や手のひらから飛び立たせ、追跡したい対象をタップすればいい。そこから先は用意されているさまざまなスキルから希望のものを選ぶだけで、撮影できる。これには先導、追跡、側方からのフォローなど、好みのアングルで対象を追うスキルなどがある。さらに、複雑なカメラの動きをほぼ自動化したワンショットスキルなら、プロのパイロットが操縦しているかのように飛んでくれる。
これらの操作はすべて、使い慣れた自分のスマートフォンから指示できるわけだが、今回Skydioはさらに1歩進んで、手首からすべての操作を可能にする「watchOS」向けアプリを発表した。これにより、「Apple Watch」ユーザーは対象の選択、スキルの選択と切り替え、終了時の撮影停止と帰還といった操作を、アプリ経由でできるようになった。さらにはクラウンを回してR1を回転させ、撮影対象にカメラを向けることもできる。
筆者はリリース前のアプリをテストする機会があったが、確かにうたわれている通りの機能が使えた(ただし、筆者のApple Watchは「Series 3」だったため、カメラの映像がSkydio提供の製品画像で見るほど鮮明ではなかった)。このアプリはApple Watch全モデルに対応するが、Skydioの広報担当者によると、「Series 2」以降が望ましいという。
SkydioはApple Watch対応とあわせて、米国とカナダの一部のApple StoreでR1を販売すると発表した。価格1999ドル(約22万5000円)のR1がSkydioのウェブサイト以外で販売されるのはこれが初めてだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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