10月13日、香港エレクトロニクス・フェア(秋)でAIでビジネスを促進するための「Asia-Pacific AI Business Alliance(AIBA)」の設立が発表された。
設立イベントには、アライアンスの発起人であるTuya Smartの創業者でPresidentのLeo Chen氏が登壇した。Tuya Smartは、2014年に設立されたスマートホームを中心としたAI IoTソリューションを手がける中国のユニコーン企業だ。
Leo Chen氏は、「スマートフォンの普及により、一般家庭で照明やエアコンのコントロールなどを外出先からできるようになった。今後はさらにAIの技術とあわせてスマートホームが広がっていく。これはアジアだけでなく世界の傾向」と説明。
一方で、AIに対して中国国内では膨大な開発費用をかけているにもかかわらずリターンはまだ少なく発展途中と述べ、今後のAI産業の拡大に向けて、交流や情報共有の場を持ち、アジア太平洋地域全体で取り組んでいくことが重要だと話した。
メンバーはアジア太平洋地域の企業で構成され、約180社がメンバーとして名を連ねる予定。Tuya Smartの広報によれば、日本からはソフトバンクの名前が挙がっているが、公式には明らかにされていない。
なお、Tuya Smartは10月16日から行われるCEATEC Japanにて10月17日に「How global AI+IoT platform will transform future smart home」と題したカンファレンスを行う予定だ。
取材協力:香港貿易発展局(HKTDC)
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