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パナソニック映像が作り出すクロスバリュー--「HDコム」が映像制作現場でも活躍

加納恵 (編集部)2018年10月13日 10時00分
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 4K、8K撮影からドローンによる空撮、VR、ARなど、映像制作の現場は刻一刻と進化している。パナソニックグループ内で映像制作を担う「パナソニック映像」がその最新事例を公開した。

ライブプロジェクションマッピング
ライブプロジェクションマッピング

 パナソニック映像は1993年に設立。当時グループ内に複数あった映像制作部門を1つに集約したのがスタートだ。以来25年に渡り、映像コンテンツのトータルプロデュース事業を展開。現在大阪、東京、上海に拠点を構え、映像制作から、空間演出、ポスプロ・撮影、番組制作などを手がけている。

パナソニック映像代表取締役の宮城邦彦氏
パナソニック映像代表取締役の宮城邦彦氏

 パナソニック映像代表取締役の宮城邦彦氏は「パナソニックの中にある映像制作会社として、最先端技術に映像の企画力を掛け合わせてコンテンツを作っていきたい」と方針を示す。

 最新技術の応用事例として、パナソニックが持つ顔認識技術を活用し、顔、ナンバー、ロゴなどを自動検出して、プライバシーを保護した映像を作成したり、3Dスキャン技術をいかし、アバター映像を作ったりしているという。

 2020年の東京オリンピック、パラリンピックを控え、注目するのはスポーツコンテンツだ。パブリックビューイングでは、撮影映像をそのまま流すだけのものから、4K、8Kによる高臨場感化や360度映像を使った投影空間のリアル化などを推進。さらに、遠隔地の演者の動きに合わせてマッピングする「ライブプロジェクションマッピング」に力を入れる。

パブリックビューイングの進化
パブリックビューイングの進化

 ライブプロジェクションマッピングは、伝送経路の安定確保、演者と会場の2点間における同期制御といった技術課題を抱えている。また、専用回線を使うなど大掛かりなシステムが必要となり、高コストになってしまうことも課題も1つだ。

 パナソニック映像では、パナソニックが手がけるビデオ会議システム「HDコム」をライブプロジェクションマッピングに活用。一般回線を使用するため、低コストにも寄与するという。

 実際に行われたライブプロジェクションマッピングでは、品川にある「パナソニック映像スタジオ」と有明の「パナソニックセンター」をつなぎ、ライブプロジェクションマッピングを「Wonder Biz Media Entertainment TOKYO 2018」として実施。品川にいるバイオリニストの依田彩さんがライブで演奏し、有明にいる音楽の江夏正晃さんがDJプレイを加えた。

ビデオ会議システム「HDコム」をライブプロジェクションマッピングに活用する
ビデオ会議システム「HDコム」をライブプロジェクションマッピングに活用する
「Wonder Biz Media Entertainment TOKYO 2018」のシステム概要
「Wonder Biz Media Entertainment TOKYO 2018」のシステム概要

 HDコムは、帯域推定機能「AV-QoS」により、トラフィックの増減で変化する帯域にあわせ、パケット量を細かく制御し、継続的に帯域変動にあわせて追従できるため、安定した接続環境を確保。高画質、高音質はもちろん、音声ラインにタイムコードを載せることで、音声、映像、タイムコードの同期が可能だ。

 実際のライブプロジェクションマッピングでは、音声、映像が見事にマッチ。パナソニックセンターの壁面にバイオリンとDJ、そして映像を浮かび上がらせた。

 「パナソニックの優れた商品と私たちが持つ映像制作技術を掛け合わせることで、トータルコーディネートが可能になる。遠隔地にいる演者がその場で演奏しているかのようなマッピング効果が得られる」(宮城氏)と、パナソニック内における技術の掛け合わせを強調する。

 パナソニック映像では、複数の技術を掛け合わせるトータルコーディネート力を強みに、今後も多くの映像制作に取り組んでいくとしている。

品川にいるバイオリニスト依田彩さんの演奏と映像が有明にあるパナソニックセンターの壁に浮かび上がる
品川にいるバイオリニスト依田彩さんの演奏と映像が有明にあるパナソニックセンターの壁に浮かび上がる

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