シダックス大新東ヒューマンサービス(以下、SDH)、ボルテックス、TradFitの3社は、東京都渋谷区のホテルに、AIスピーカとチャットボット活用のITサービスを、10月1に導入したと発表した。
本サービスは、ボルテックスが開発を手掛け、SDHが一括受託運営を行う「HOTEL EMIT SHIBUYA(ホテルエミット渋谷)」の全客室、およびフロントロビーにAIスピーカを設置し、多言語対応チャットボットと管理画面とのシステム連携により、訪日外国人客へのサービス向上を図るというもの。
最大17言語に対応し、客がAIスピーカに話しかけると、通常はデータベースに蓄積したデータで対応。AIスピーカが返答できない内容や言語の場合は、AIスピーカの画面にチャットボットのQRコードを生成する。客がモバイル端末で読み込み、ネイティブ言語で質問を送信すると、予め設定した言語で自動翻訳され、ホテルスタッフに届く仕組みだ。
多言語対応チャットボットは、TradFitが開発。客はフロントへの問い合わせに加え、ニュース、音楽、アラームの設定、ホテル周辺のレストランや観光スポット、ラジオ、交通案内などの情報を、言葉の壁なく得ることができる。今後は、客室間やフロント電話、室内家電のIoT化についても対応していく予定だ。
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