ドコモ、冬春モデル9機種を発表--カード型ケータイやスマホ用の“子機”も

　NTTドコモは10月17日、2018～19年冬春モデルとなる新製品を10月25日から順次発売すると発表した。スマートフォン5機種、ドコモケータイ2機種、ワンナンバーフォン1機種、モバイルWi-Fiルータ1機種の全9機種となる。なお、同社はこれとは別に、グーグルが11月1日に発売する新たなスマートフォン「Google Pixel 3」と「Google Pixel 3 XL」の2機種も取り扱う。

　冬春モデルでは、2年ぶりにフィーチャーフォンの新機種が登場したほか、スマートフォンの“子機”として電話やSMSができるワンナンバーフォンもラインアップ。また、最新のAndroid 9に対応するモデルや、受信時最大1288Mbpsの高速通信に対応するWi-Fiルータも用意した。

NTTドコモの2018～19年冬春モデルが発表

XperiaやGalaxy Noteなど5機種の新スマホ

　冬春モデルの新たなスマートフォンは、ソニーモバイルコミュニケーションズ製「Xperia XZ3 SO-01L」、サムスン電子製「Galaxy Note9 SC-01L」「Galaxy Feel2 SC-02L」、シャープ製「AQUOS sense2 SH-01L」、富士通コネクテッドテクノロジーズ製「らくらくスマートフォン me F-01L」の5機種。

　Xperia XZ3は、シリーズ初の有機ELディスプレイを搭載した約6インチのスマートフォン。有機ELテレビ「ブラビア」の高いコントラストや広い色域、精細な描写力をスマートフォンで楽しめる。約1920万画素のカメラは、4K HDR動画撮影とフルHDスーパースローに対応。カメラを構えるだけで起動する「スマートカメラ起動」にも対応した。11月上旬に発売予定で、月々サポートを適用した実質負担額はMNPが4万円、新規・機種変更が5万7000円。

「Xperia XZ3 SO-01L」

　Galaxy Note9は、約6.4インチの大画面スマートフォン。付属のペンで画面がオフのときでも、画面上にメモを書き込める。F値1.5の高性能カメラでは、被写体に向けるだけでシーン判定をして最適な写真を撮影できる。4000mAhの大容量バッテリや128GMバイトのROMを搭載し、最大512GバイトのmicroSDカードにも対応した。10月25日に発売予定で、実質負担額はMNPが6万9000円、新規・機種変更が8万9000円。

「Galaxy Note9 SC-01L」

　Galaxy Feel2は、約5.6インチの有機ELディスプレイを搭載したミドルエンドスマートフォン。前モデルよりもスタイリッシュなデザインを採用したほか、自撮りをするユーザー向けにいずれも約1600万画素のインカメラ、アウトカメラを搭載した。バッテリ容量は3000mAhで、実使用時間は約140時間、また約120分の急速充電にも対応する。11月上旬に発売予定。実質負担額は4万2000円で、毎月1500円割引の料金プランdocomo with対象となる。

「Galaxy Feel2 SC-02L」

　AQUOS sense2は、約5.5インチのIGZOディスプレイを搭載したスマートフォン。アスペクト比18：9のため、画面を広く使えてニュースやSNSも読みやすくなっている。IGZOディスプレイによって省エネを実現したほか、負担の少ない充電「インテリジェントチャージ」によって電池の劣化を抑制する。約1200万画素のカメラは大型ピクセルセンサによって薄暗いシーンでも明るく撮れるほか、ハイスピードオートフォーカスによってブレのない写真を撮影できる。今冬に発売予定。実質負担額は3万2000円で、docomo with対象となる。

「AQUOS sense2 SH-01L」

　らくらくスマートフォン meは、プリインストールされたアプリだけでなく、ダウンロードしたアプリも文字やボタンを大きく表示。専用タッチパネルによって誤操作も防止する。カメラには、人を検知して背景だけをぼかす「ポートレートモード」や、撮影した花の写真を解析して名前を知らせる「花ノート」機能を搭載する。MIL規格のほか防水にも対応し、泡タイプのハンドソープで端末を洗うことも可能だ。2019年春に発売予定。実質負担額は4万3000円で、docomo with対象となる。

「らくらくスマートフォン me F-01L」