ソフトバンクは5月10日、2018年夏モデルとしてスマートフォン6機種と通信付きスマート体組成計の計7製品を発表した。5月18日から順次発売する。
「Leica(ライカ)」の最新ダブルレンズカメラを搭載し、AI(人工知能)システムを活用した幅広い写真撮影が楽しめるソフトバンク初のHUAWEI Mateシリーズとなる「HUAWEI Mate 10 Pro」ほか、4K解像度のHDRに対応した映像を撮影できる「Xperia XZ2」、動画用と静止画用の2つのメインカメラを搭載した「AQUOS R2」などがラインアップする。
なお、スマートフォン6機種は、Android搭載スマートフォン機種代金が最大半額になる「半額サポート for Android」の対象機種だ。
最も早く登場するのは、HUAWEI Mate シリーズのフラッグシップモデル「HUAWEI Mate 10 Pro」(ファーウェイ製)だ。5月18日の発売に先駆け、5月11日から予約受付を開始する。カラーはミッドナイトブルーとチタニウムグレーの2色。
HUAWEI Mate 10 Proは、AI内蔵チップセット「Kirin 970」を内蔵し、50言語以上を即座に翻訳するAI対応のMicrosoft翻訳アプリをプリインストールしている。6インチのFHD+(2160×1080ドット)OLED HDRディスプレイを搭載する。
ライカと共同開発したF値1.6、2000万画素のモノクロセンサのレンズと、1200万画素のカラーセンサのダブルレンズを搭載。AIチップセットの搭載により、被写体に対してリアルタイムで分析し、自動で被写体によって最適な撮影方法を選択する。
さらに4000mAhの大容量バッテリを搭載。ファーウェイ独自のAIシステムにより、利用が多い時間帯を学習し、時間帯ごとにバッテリの残量を効率的に配分して無駄なバッテリ消費を防ぐ。ヘビーユーザーで1日以上、平均的なユーザーで約2日間の連続使用が可能としている。
HUAWEI Mate 10 Proは、すでに2017年12月からSIMフリー版が販売されているが、ソフトバンク版は、災害伝言アプリなどキャリアサービスに対応したカスタマイズが施されている。なお、SIMフリー版はデュアルSIMだが、ソフトバンク版はシングルSIMになる。
価格は、分割支払い(24回)の場合月額4480円(計10万7520円)、実質負担はMNPが680円(計1万6320円)、新規、機種変更の場合は2480円(計5万9520円)。
Xperia XZ2(ソニーモバイルコミュニケーションズ製)は、Xperiaシリーズ初となる、18対9の縦型ディスプレイを採用したスマートフォンだ。5月下旬以降に発売予定で、5月18日より予約受付を開始する。カラーは、リキッドシルバー、リキッドブラック、ディープグリーンの3色。
約5.7インチの大画面ディスプレイを搭載し、4K解像度のHDRに対応した映像や、フル HD解像度のスーパースロー撮影ができるのが特長だ。
背面に3Dガラスを採用し、アーチ形状にすることで、手になじむ持ちやすいデザインに仕上げた。ワイヤレス充電に対応しており、ワイヤレス充電器に置くだけで充電が可能だ。
プリインストールされているアプリ「3Dクリエーター」を利用することで、人の顔などをスキャンして3Dデータとして保存できる。スキャンはメインカメラとサブカメラのどちらでも可能で、撮影した3Dデータを編集して保存したり、SNSに投稿してシェアしたりできる。
また、ソニー独自の技術「X-Reality for mobile」を搭載し、SDR動画をHDR動画相当の画質にアップコンバートできる。さらに、視聴している映像や音楽の音を解析して、その音に合った振動パターンで本体を振動させる「ダイナミックバイブレーションシステム」により、映画やミュージックビデオを、臨場感をもって楽めるとしている。
価格は、分割支払い(24回)の場合月額4280円(計10万2720円)、実質負担はMNPが680円(計1万6320円)、新規、機種変更の場合は2480円(計5万9520円)。
AQUOS R2(シャープ製)は、スマートフォンとして世界で初めて動画用と静止画用の2つのメインカメラを搭載する。動画を撮影中に静止画を自動で撮影できるため、どちらで撮影するか迷わずに済む。6月上旬以降に発売予定で、5月18日より予約受付を開始する。カラーは、ローズレッド、プレミアムブラック、プラチナホワイトの3色。
有効画素数約1630万画素で超広角の動画用と、有効画素数約2260万画素の静止画用の2つのメインカメラを備え、動画用カメラは、画角最大約135度の超広角撮影ができる。また、遠近関係なく、被写体全体にピントを合わせることができるディープフォーカス機能に対応する。ディープフォーカス機能によって、動いている被写体でもピントがずれることなく動画を撮影できるとしている。
さらに、動画撮影中にシャープ独自のAIシステムが被写体を撮影すべきものと認識すると、自動で写真として記録する「AI ライブシャッター」機能を搭載する。
約6インチのIGZO液晶ディスプレイを搭載し、迫力のある映像が楽しめる狭額縁デザインだ。高い解像度と色の再現性を実現しているほか、Dolby Laboratoriesの映像技術「Dolby Vision」と音響技術「Dolby Atmos」を採用し、シーンにあわせた映像と臨場感のある音を楽しめる。
チップセットはQualcomm SDM845、2.6GHzと1.7GHzのオクタコアCPUを搭載し、ウェブサイトの閲覧やアプリの操作などが快適に行える。また、3130mAhの大容量バッテリに加え、画面を操作していない間は使用電力を制御する「液晶アイドリングストップ」などのシャープ独自の省電力技術を搭載している。防水(IPX5/IPX8)・防じん(IP6X)に対応する。
価格は、分割支払い(24回)の場合月額3880円(計9万3120円)、実質負担はMNPが680円(計1万6320円)、新規、機種変更の場合は1880円(計4万5120円)。
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