「iPhone XS」や「iPhone XS Max」が適切に充電されないというユーザーに向けて、Appleが解決策を提供しようとしている。
新型のiPhone XSとiPhone XS Maxの一部ユーザーが、「Lightning」ケーブルで電源に接続しているときに画面がオフの状態だと充電されないことを報告している。ワイヤレス充電を使用する場合や画面がオンの状態であれば問題なく充電できる。画面がオフの状態で充電する場合、電源に接続した直後に充電が始まらなかったとしても、時間が経つと充電が始まるという。
Appleの次期OSアップデート「iOS12.1」で、この問題が解決されるようだ。ウェブサイト「iMore」のRene Ritchie氏の情報を基に複数のメディアが伝えている。現在、iOS12.1はベータ版が配信されており、今秋には、対象となる全てのiPhoneと「iPad」に配信される予定だ。
Appleのベータプログラムは、主に複数のiPhoneを使用するユーザーや多少の誤作動は気にしないというユーザーに推奨されている。
ベータ版を試す心構えができていないのであれば、Lightningケーブルを接続し直せば充電できる。端末が充電中だと最初に画面に表示されなくても、そのうち充電が始まるはずだ。それでも充電されない場合は、iOS12.1の配信を待つしかないが、Appleは配信がいつになるか現時点では発表していない。
Appleが新しいソフトウェアや機器を発売すると、何百万人ものユーザーが使用しないと判明しないバグが発生する場合がある。2017年に配信された「iOS11.1」の場合、一部のユーザーが「i」という文字を入力しようとすると「A」と記号にオートコレクトされてしまうという問題が発生した。同社はこの問題を解決するために「iOS 11.1.1」を配信した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」