Facebookに次々と投稿される悪意に満ちたコメントを読むことは、ユーザーの精神に大きなダメージを与えるおそれがある。Facebookは今後、ユーザーがより多くの方法でネット上のいじめや嫌がらせに対処できるようにする。
Facebookは米国時間10月2日、投稿記事のオプションメニューをクリックすることで、一度に複数のコメントを非表示にするか削除できるようにすると発表した。いじめや嫌がらせに該当すると判断されたユーザーは、Facebookに再審査をリクエストすることにより、そうした判断に異議を申し立てることができる。
Facebookはまた、いじめや嫌がらせを報告しやすくする意図で、ユーザーが友人や家族に代わって問題を報告できるようにする。
Facebookで安全対策のグローバル責任者を務めるAntigone Davis氏はブログ記事で、「望ましくない関心の標的になることでストレスが高まる可能性があるし、いじめや嫌がらせの加害者を報告するのが苦手な人もいるかもしれない」と述べた。
友人や家族の代わりに問題行動を報告できる新機能は、2日から提供開始される。コメントを非表示にしたり削除したりできる機能は、PCおよび「Android」搭載デバイスを対象に2日にリリースされ、「iOS」向けアプリには今後数カ月のうちに提供が開始される予定だ。
Facebookは今回発表した嫌がらせ対策の一環として、著名人をいじめや嫌がらせから保護する取り組みも改善すると述べた。今後数週間のうちに、著名人に対する「激しい攻撃」は禁止される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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