新型の「iPhone XS」と「iPhone XS Max」の一部ユーザーが、「Lightning」ケーブルで電源に接続しているときに充電されないという現象が発生していることを、Appleのコミュニティーサイトで報告している。
一部ユーザーの報告によると、Lightningケーブルを接続し直すと充電が始まることもあるという。端末が充電されていない場合に、本体を持ち上げたり画面をタップしたりしてデバイスを起動させると充電が始まると報告するユーザーもいる。
iPhone XS所有者の1人は、「しばらく使用しない状態が続くと、iPhone XSは接続されている充電器に反応しなくなる。しかし、本体を充電器から外して、持ち上げ、使用を開始すると、充電器を接続するようになる」と書いている。
新型iPhoneは画面がオンの状態でケーブルに接続しなければ充電できない、と報告するユーザーもいる。
iPhone XS Max所有者の1人は、「充電器を外して画面がオンの状態で再接続しなければ、充電が始まらない。これは極めてたちの悪いバグだ。就寝前にそのようにしようとして、端末の充電状況を確認し忘れてしまうと、起床したときに充電が切れていて慌てることになる」と書いている。
Appleは報告されている充電の問題について公式な回答をまだ発表していないが、この問題は「iOS 12」を搭載している最新のiPhoneモデルにだけ起きているとみられている。iOS 12搭載の「iPhone X」の所有者が同様の問題を経験したという報告はされていない。
YouTubeの「Unbox Therapy」チャネルでは、「iPhone XSには深刻な問題がある」という動画が投稿されており、「ChargeGate」というハッシュタグが付けられ、複数のiPhone XSを使用して問題が起きることを示している。最も頻度の高かった問題は端末の画面がオンの状態でなければ充電できないというものだが、1台のiPhone XSに至ってはまったく充電されなかった。
この問題はUSB制限モードが有効になっていることに関連している可能性があると推測される一方で、Unbox TherapyのLewis Hilsenteger氏はこの問題はUSB制限モードが有効かどうかに関わらず起きるという見解を示している。
充電の問題はソフトウェアに関連して起きる可能性が高く、Appleが今後のソフトウェアの更新において対処することが考えられる。
米ZDNetは報告された不具合についてAppleにコメントを求めているが、回答は得られていない。
一部のiPhone XS所有者は、Wi-Fiと端末の電波の受信状況が悪いことについても不平を述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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