ヤフーは10月1日、ホームページ作成サービス「Yahoo!ジオシティーズ」を2019年3月末で終了すると発表した。
Yahoo!ジオシティーズは、1994年にアメリカで誕生(名称:ジオシティーズ)し、1997年に日本法人ジオシティーズを設立。2000年からは現在のYahoo!ジオシティーズ名で運営されている。アメリカを始め各国で提供されたジオシティーズは、2009年にサービスを終了。日本のジオシティーズだけが残り運営されている状況だった。
サービス終了の理由として同社は、採算面や今後システムを維持するためのテクノロジに関する複数の課題などを総合的に判断した結果だとしており、これ以上の継続は難しいとしている。なお、ホームページの新規開設は2019年1月10日まで。2019年3月31日12時より、有料プランの解約処理が実施される。有料プランが解約されても3月31日まではページ表示可能だ。
今回のサービス終了に伴い利用状況に応じたホームページの移行ガイドを作成。ホームページやドメインの移行方法や、その質問に答えるQ&Aを公開している。さらに、Yahoo!ジオシティーズのホームページを他のサービスに移行した後に転送設定をしておくだけで、2019年9月30日まで、Yahoo!ジオシティーズのホームページにアクセスされた際に移行先のホームページに転送できるという。
ただし、ジオプラスを契約し、無料ドメインを利用している場合は、有料プランの解約と同時にドメインも解約され、独自ドメインによるホームページの表示はできなくなる。2020年4月1日以降はホームページのデータをダウンロードできなくなるので注意が必要だ。
同社は、サービス終了の案内ページ上で「インターネット上に残された多くの遺産や、現在も積み上げられている情報の蓄積が消えてしまうのはインターネットを愛するスタッフ一同としても残念な思いでいっぱいです」としつつ、代替サービスへの引っ越しにより、1つでも多くのサイトが公開を継続してほしいとしている。
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