ソニーグループで教育事業を手がけるソニー・グローバルエデュケーションは9月27日、通信教育事業などを展開するZ会とプログラミング教育サービスの拡大に向けて協業すると発表した。
同社のプログラミングの手法を用いてコンピュータサイエンスの概念を楽しく学べる児童・生徒向けの入門教材「PROC」と、Z会の小学生向け指導ノウハウを融合した新たな教材を共同で作り上げ、Z会の通信教育「小学生コース」(小学校1・2年生)を対象とするデジタル教材「体験型プログラミング教材」として、2019年4月より提供を開始する。
ソニー・グローバルエデュケーションは、プログラミング的思考の重要性を提唱し、2020年に小学校で必修化される「プログラミング教育」や、これからのAI時代に必要とされる基礎能力を養う「STEAM教育」に対応した教育サービス作りに取り組んできた。
一方のZ会は、創立以来87年にわたり、「自ら考え、調べ、表現する学習」を繰り返し実践することが未来をひらく力を育てると考え、思考力を養う良問とひとりひとりに寄り添う添削指導を提供。これからの社会を生き抜くために必要な「考える力」を身に付けるために、幼児から大学受験生までを対象に教育サービスを展開している。
今回の協業により、両社が培ってきた技術とノウハウを活用して、プログラミング的思考の育成を目指した教材を提供。楽しく学べる要素がある体験型のデジタル教材で、論理的に表現する力や、問題を発見し解決する力、創造的に考える力を養い、プログラミング学習への興味を引き出し、将来につながる力を育てるという。
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