サイボウズスタートアップスは9月26日、サイボウズが提供する業務アプリクラウド「kintone」と連携して利用する「kViewer」に、編集や帳票出力連携、個別アクセス認証などを実装したVer.5.0の提供を開始したと発表した。
kViewerは、kintoneアプリに登録されたデータを外部に公開できるサービス。同社によると、「外部の非ユーザーにもデータを編集させたい」「イベントや貸し会議室などの予約をそのまま完結させたい」などの要望があったことから、新バージョンであるVer.5.0ではフォームブリッジとの連携に対応。外部ビュー内に編集ボタンを埋め込むことが可能となった。
また、kintone連携サービスである「プリントクリエイター」と連携することで、ビュー上に帳票出力ボタンを配置でき、製品カタログのようなビューを作成可能。これにより、利用者自身が製品ページをダウンロードすることや、イベント参加証の発行などが可能となった。編集ボタンを組み合わせれば、利用者自身が自社情報を修正するといった運用も可能。
さらに、従来はひとつのビューに対してひとつのID/パスワードの設定しかできなかったが、Ver.5.0より、最大1000通りのID/パスワードを設定可能になった。同IDには、ビューの公開範囲も紐付けられるので、ログインした後、閲覧者ひとりひとりに異なる情報を閲覧させられる。
このほか、カード型ビューやセグメントビューが加わるなど、公開するビュー形式の種類が増加。これによって、ブログやニュースサイトなどにも利用でき、kintoneをデータベースとしたCMSを簡単に構築できるという。
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