ファッション系通販サイト「ZOZOTOWN」を運営するスタートトゥデイは、代表取締役社長の前澤友作氏が民間人として世界で初めて月周回の宇宙旅行を体験する計画「#dearMoon」を発表した。2023年に打ち上げるSpaceXの新型ロケット「BFR」で旅立ち、月表面まで約125マイル(約201km)の地点を通過して周回し、地球へ帰還する予定。
Hanging out with @yousuck2020 before the @SpaceX moon mission announcement pic.twitter.com/RTOwutzMtG
— Elon Musk (@elonmusk) 2018年9月18日
計画発表に臨む前の前澤氏と、SpaceXのCEO、Elon Musk氏(出典:Twitter)
前澤氏は、#dearMoon計画を「創作活動のインスピレーションを得る宇宙を舞台にしたアート・プロジェクト」と位置付ける。というのも、この1週間かかる月周回旅行に最大8名の世界的アーティストを招待し、「月と丸い地球を見て受けたインスピレーションを元に作品を創作してもらう」からだ。そして、こうして生み出された作品を「人類の財産として後世に残したい」としている。
招待するアーティストは、例として画家、音楽家、映像作家、ファッションデザイナーが挙げられている。2023年に月周回旅行を実施し、2020年代に作品の展示会などを開催する計画。具体的な対象アーティストの情報などは、以下のSNSを通じて発表するという。
BFRは、人間と貨物を月や火星へ輸送する想定で開発中の再利用可能な大型ロケットである。
なお、SpaceXは民間人2名を搭乗させる月周回計画を2017年に発表した際、ロケット「Falcon Heavy」で2018年中に実行するとしていた。
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