Pathがその歴史に幕を下ろすことになった。
モバイル向けのSNSで、かつてはFacebookと競合していたPathが、11月までにすべてのサービスを終了することを米国時間9月17日に明らかにした。Pathのアプリは10月1日以降、Appleの「App Store」と「Google Play」の両方でダウンロードできなくなる。Pathのサービスは10月18日に終了し、カスタマーサービスも11月15日で終了する。
「われわれが、情熱にあふれ、経験豊かなデザイナーとエンジニアからなる小規模なチームとしてPathをスタートさせたのは、2010年のことだ」とPathは公式サイトへの投稿で述べている。「ここまでの道のりで、われわれは皆さんと喜びや悲しみを分かち合い、貴重な教訓を学んできた。そして今、皆さんにより良い製品とサービスを提供する取り組みを優先するために、このサービスを終了せざるをえなくなった」
10月18日のサービス終了前に、ユーザーはPathのウェブサイトから自分のデータのコピーをダウンロードできる。また、所定の方法により返金を受けることも可能だ。これら手続きの詳細については、同社ウェブサイトで確認できる。
Pathが目指していたのは、Facebookよりも小規模でシンプルなソーシャルネットワークだ。Pathのアプリには、企業ブランドのページはなく、グループ機能やイベント招待機能も搭載されていなかった。また、ごく親しい人たちとプライベートな時間を分かち合えるように、つながることのできるユーザーの数が150名に限定されていた。Pathは2015年、韓国のメッセージングアプリ企業ダウムカカオ(現カカオ)に買収されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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