Appleは米国時間9月17日、最新モバイルOS「iOS 12」を「iPhone」「iPad」「iPod touch」向けにリリースした。
Appleは、数え切れないほど多くの新機能をiOS 12に詰め込んで既にユーザーを悩ませているバグを増やすのではなく、すべてのiOS機器にわたって全般的に性能を改善する目的にiOS 12を利用している。
アプリの起動は高速に、スクロールはスムーズになり、クラッシュは少なくなるはずだ。
「Siri」がさらに賢くなった:ただし、新機能を利用するには最初に少し作業が必要だ。Siriのショートカット機能により、テキストの送信、ポッドキャストの再生、お気に入りのアイスクリーム店までの道順案内などのタスクを作成して、カスタムコマンドによって実行することができる。
スクリーンタイムの短縮:iOS 12には、スマートフォンを手に取る頻度、受信する通知の数、さまざまなアプリに費やした時間を表示する新しいツールが追加されている。自分がどれだけ長い時間スマートフォンをいじっていたかを具体的に数値で示されるのは恐ろしいものなので、心して見てほしい。
通知管理の改善:人々が頻繁にスマートフォンを手に取る最大の理由の1つは、受信するアラートが非常に多いからだ。iOS 12には、不要なアラートを削減する新しいツールが追加されている。
「メッセージ」はマイナー調整、「FaceTime」は大幅に変更:ここ数年間でメッセージアプリには多数の機能が追加されてきたが、2018年の最大の変更点は、新しいカメラツールだ。 FaceTimeは、最大32人でのグループ通話が可能になるはずだったが、この機能はiOS 12からしばらく削除されることになった。2018年のうちに登場する見込みだ。
自分自身のアニ文字が作成可能に:「ミー文字」という単語を、この秋にあちらこちらで耳にすることになるだろう。ミー文字とは、「iPhone X」で作成可能なアニメーション絵文字で、2017年のアニ文字と同じように使用することができる。
アプリ終了操作が元通りに:iPhone Xではアプリの強制終了手順が変更され、追加の操作が必要だった。iOS 12では、アプリ終了操作が元に戻っている。
Apple純正のメジャーアプリを搭載:テーブルなどの物体の測定用に、iOS 12の新しいアプリ「Measure」が追加された。拡張現実(AR)を利用して実世界の物体を測定するものだ。
Appleは、iOS 12に伴うiPadの改良点についてあまり詳しく説明しなかったが、iPadにもいくつかの変更を加えている。例えば、iPad上で「コントロールセンター」の表示方法が変わり、iPhone Xと同じになったことなどだ。
なお、Appleは同日、「Apple TV」向けの「tvOS 12」と「Apple Watch」向けの「WatchOS 5」もリリースしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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