痛みの改善に特化したオクノクリニックは9月14日、慢性疼痛の原因を診断するアプリ「長引く痛みのモヤモヤ血管診断」を提供すると発表した。Android版ほか、iOS版も順次公開予定だ。
ケガや病気が治った後も痛みが長期間続いたり、原因不明の関節痛や頭痛などで悩まされたりする「慢性疼痛」がある患者は約2315万人に上ると推定されるという。
そうした中、同院では痛みと血管の関係性に着目。同院によれば、痛みを発生させているのは神経で、神経は血管と一緒になって増加することから、痛みのある部分には神経だけでなく新たに細かく枝分かれした血管である「モヤモヤ血管」も増えている傾向にあるという。
モヤモヤ血管は、同院院長の奥野祐次氏が4年前に学術・論文を世界で初めて発表。このモヤモヤ血管を解消することが、慢性疼痛の解消・改善につながるとし、この血管に特化した治療に取り組んでいる。保険診療ではない、自由診療のクリニックだ。なお、詳細については奥野氏が医学論文で発表している。
モヤモヤ血管の有無は、実際に来院して超音波診断をする必要があるが、アプリを活用することで、治療が有効な痛みかどうか、来院して受ける問診に近い判断ができるという。また、モヤモヤ血管がある場合、一定時間指圧すると状態が改善されるといった特長があるとし、今後は動画を活用して、痛みを改善するためのセルフケアの仕方なども年内に掲載予定としている。
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