SONICSPORTシリーズは、完全ワイヤレスイヤホンの「ATH-SPORT7TW」(SPORT7TW)とインナーイヤーヘッドホン「ATH-SPORT10」(SPORT10)の2モデルを用意する。
SPORT7TWは、IPX5相当の防水性能を備えたスポーツ用完全ワイヤレスモデル。5.8mmドライバを搭載し、タッチコントロールにも対応する。約3.5時間、充電ケースと併用することで最大約17.5時間の連続再生を実現。約10分の充電で45分間使用できるクイックチャージ機能も搭載する。
SPORT10は、有線タイプのインナーイヤーヘッドホンで、IPX5相当の防水性能を完備。新設計イヤハンガーにより、長時間でも快適な装着感が得られるという。1.2mのU型コードを採用し、耳から外れても首から落ちにくい設計。遮音性に優れたイヤピースのほか、屋外での使用時に便利な外部音が聞こえやすいアクティブフィットイヤピースも付属する。
オーディオテクニカでは、2017年に開放型のダイナミックヘッドホン「ATH-ADX5000」(ADX5000)を発売。開放型のトップエンドモデルとして高い評価を集めたという。ポータブルタイプのハイエンドモデルは、外に持ち出せるADX5000のようなイメージで作り上げたとのこと。ワイヤードヘッドホン「ATH-AP2000Ti」(AP2000Ti)とワイヤードイヤホン「ATH-CK2000Ti/CM2000Ti」の3機種をそろえる。
オーディオテクニカ 代表取締役社長の松下和雄氏は「完全ワイヤレスイヤホンが最先端だとすると、この製品は高音質のポータブルヘッドホンの最先端と言えるのではないか。妥協のない音に仕上げた」とそのコンセプトを話した。
3機種すべてで、チタン素材をボディに使用し、ドライバには、パーメンジュール磁気回路、DLCコーティング振動板を採用。通常コードのほかに1.2mのバランスケーブルを付属する。
AP2000Tiは、シープスキンと低反発素材を採用した立体縫製イヤパッドを採用し、装着感を追求。53mmドライバを搭載する。CK2000Tiは、9.8mm+8.8mm「デュアルフェーズ・プッシュプル・ドライバー」を使用。フルチタニウムボディにより、不要共振を徹底的に排除する。CM2000Tiは、15.4mmの「HDドライバー」を内蔵。開放感のある広い音場を実現する。
また、ハイエンドヘッドホンとして、500台限定でレザーモデル「ATH-L5000」を発表した。英国コノリー製アニリンレザーをシカモア材ウッドハウジングに採用し、ナチュラルな響きを実現。ドライバには、58mmの大口径ドライバを採用し、フランジ部分には薄型で高強度のCFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastic)を使用、振動板にはDLCコーティングを施した。3.0mの通常コードのほかに、左右の音の分離感を高める両出し3.0mバランスケーブルを用意し、バランス接続にも対応する。
松下氏は「ヘッドホンのワイヤレス化は急速に進展している。中でも完全ワイヤレスイヤホンはあっという間にシェアを伸ばした。オーディオテクニカはこの市場で後発となったが、音質第一でワイヤードにもひけをとらない完全ワイヤレスイヤホンを作ることができた。これは私たちが音に妥協せず開発を進めてきた結果」と、完全ワイヤレスイヤホンに対する思いを話した。音質に関しては「ワイヤードと遜色がない音を実現するのは容易なことではなかったが、長年培った技術力とノウハウ、そしてチャレンジすることによって自信を持って世界に出せる商品が完成した」と、音質面を強調。妥協のない音作りを進めていると話した。
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