メルカリは9月11日、ヤマトホールディングス傘下のヤマトロジスティクスが提供する中古スマホ検査サービスを「メルカリ」内に導入し、中古スマホをより安心に売買できる「あんしんスマホサポート」の提供を開始すると発表した。
ヤマトロジスティクスは、2011年より家電量販店やMVNOを対象とした「クロネコ延長保証サービス」を提供。サービスの開始以来、スマートフォンにおいては7万件以上の検査(データ消去含む)業務の実績があり、現在も月間約5000件程度検査しているという。
同サービスは、メルカリを利用して中古スマホを販売する際、必要なデータの削除や初期化などの手続き、端末のクリーニングなどを代行し、商品の安全性を保証するというもの。また、検査業務の中で、中古端末の動作確認など、再流通可否を判断するという。
サービスの利用については、出品時にあんしんスマホサポートを選択。その他手続きについては、通常の出品と同じだという。料金は1台あたり税込1880円となる。データ消去については、日本国内において大手キャリアや政府機関向けにデータ消去ソリューションを提供しているブランコ・ジャパンのライセンスを使用している。
なお、同社では2018年2月に日本全国の18〜59歳の男女3000名を対象とした「スマートフォン処分方法調査」を実施。その結果、インターネットのオークションやフリマサービスでスマートフォンを処分しない最大の理由が「個人情報への不安」であることが判明したという。また、同時に中古スマホを購入しない理由は、「中古品に対する抵抗感」に次いで、「安全面への不安」、「故障時の保証がないから」との理由が多いことから、今後も拡大する中古スマホの需要にあわせ、外部サービスの導入を決定したとしている。
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