サムスンの「SmartThings」製品群に、アイテムトラッカーが加わった。同社が米国時間9月10日に発表した「SmartThings Tracker」は、白い正方形をしたデバイスで、バックパックや財布などに取り付けて使う。同製品はGPSを内蔵、LTE-Mネットワークに対応しており、「Android」や「iOS」のSmartThingsアプリを使ってリアルタイムで所持品を追跡できる。
SmartThings Trackerは9月14日に米国で発売され、希望小売価格は99ドル。発売時はAT&Tの通信サービスが1年分付属し、2年目から同サービスは月額5ドルまたは年額50ドルになる。また、年内にはVerizonのLTEサービスにも対応する。トラッカー製品はいくつか出ているが、「Tile」や「TrackR」といった人気製品と異なり、SmartThings TrackerはBluetoothを使用しない。
そのほかSmartThings Trackerは、家族間で位置情報を通知したり、所持品の位置を最大10分間リアルタイムで追跡するのに利用できる。また、SmartThings対応の近接センサとして、SmartThings対応デバイスの自動操作を起動するのにも使える。ジオフェンスのゾーンを設定し、追跡対象が設定エリアを離れた場合にアラートで知らせることも可能だ。
同製品は屋内と屋外、どちらでも使えるように設計されている。防水性はIP68で、約1.5mの水深に30分間沈んでも利用可能だ。充電式のバッテリは、1回の充電で最大1週間もつように設計されている。詳細はサムスンのウェブサイトで確認できる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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