サムスンは米国時間8月13日、第2世代の「SmartThings」製品を発表した。アップグレードされた「SmartThings Hub」のほか、水漏れセンサ、モーションセンサ、多目的センサ、スマートコンセントなどがある。
まず新しくなったSmartThings Hubは、サイズが以前より小さくなった。また、アップグレードにより、最新の無線通信プロトコル(ZigBee、Z-Wave、Bluetooth 4.1)に対応した。
特筆すべきは、ルータがない場所にスマートホームハブを置きたいと考える人々がいることに、サムスンがようやく気づいたことだ。新しいSmartThings Hubは、Wi-Fiネットワークにワイヤレスで接続できるようになり、Ethernetケーブルを使ってルータにつないでおく必要がなくなった。これは素晴らしいアップグレードだ。もっとも、SmartThingsが初めてというわけではなく、Wink Labsの「Wink Hub 2」もワイヤレス対応になっている。
サムスンが先ごろ発表したスマートスピーカの「Galaxy Home」は、SmartThings Hubを内蔵している。また、第2世代のSmartThingsとともにこの日発表された新しいメッシュネットワークシステム「SmartThings Wifi」も、SmartThings Hubの機能を搭載している。
また、SmartThingsのセンサもアップグレードされている。モーションセンサはデザインが新しくなり、マグネットボールマウント式になった。そのため、以前よりセンサを大きく傾けられるようになり、検出範囲を調整しやすくなった。新しいスマートコンセント、多目的センサ、水漏れセンサもデザインが多少変更されたが、それ以外に大きな変更点はない。
今回新たに登場した製品として、「SmartThings Button」がある。この製品を使えば、決められた動作をプログラミングしておき、スイッチ1つで開始することができる。たとえば、「映画モード」を設定しておき、SmartThingsアプリを起動せずに、部屋の電気を暗くしてテレビをつけるといったことが可能だ。
また、SmartThings Buttonは周囲の温度を測定することもでき、ecobeeやHoneywellのスマートサーモスタットと連携できる。
価格は、新しいSmartThings Hubが69.99ドル(約7750円)、各種センサが19.99〜24.99ドル(約2200〜2760円)、SmartThings Buttonが14.99ドル(約1660円)、スマートコンセントが34.99ドル(約3875円)となっている。現在サムスンの米国向けウェブサイトおよび米国内の小売店で販売されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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