「Mac App Store」で特に人気の有料アプリが、ユーザーからブラウザ履歴を盗み出して中国に送信していたという。TechCrunchが報じた。ただし、この件が報じられた時点で、Appleが対応して問題のアプリを取り下げていた。
このアプリは「Adware Doctor」という名称で、ユーザーのMacから不正なファイルやマルウェアを除去するとうたっていた。しかし、セキュリティ研究者のPatrick Wardle氏は、同アプリがブラウザ履歴を含むユーザーデータも同意なく収集し、中国にあるサーバに送信していることを発見した。
Appleは米CNETに対し、App Storeから同アプリを削除したことを認めた。Wardle氏によると、Adware Doctorは削除される前、(米国向けMac App Storeの)有料ユーティリティアプリのカテゴリで1位になったほか、有料アプリ全体でも4位に入っていたという。
Appleは、アプリが同意を得ることなくこの種のデータを収集することを禁じている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」