TwitterからFacebookに自動投稿されていた近況アップデートが、Facebookユーザーのタイムラインから消失する現象が起きていた問題で、Facebookはこの状況を修復したうえで、問題の原因はTwitterからの要請にあったと説明した。
Facebookには以前から、ユーザーが自分のFacebookアカウントとTwitterアカウントをリンクさせる機能がある。これにより、投稿したツイートがFacebookのタイムラインに自動投稿されるよう設定することが可能だった。だがこの1週間、このリンク機能を利用していたFacebookユーザーの間で、自動投稿されていた内容がFacebookのタイムラインから消える現象が起きていた。
この現象(TechCrunchがいち早く報じた)は当初、Facebookがユーザーのプライバシーの懸念を和らげるために、最近になってサードパーティーの開発者が利用できるAPIの範囲を制限したことに関連していると考えられていた(この制限により、TwitterからFacebookへの自動投稿は8月以降できなくなっている)。この制限措置は、Donald Trump氏の米大統領選挙戦に関わったデジタルコンサルタント企業Cambridge Analyticaが、約8700万人分のFacebookユーザーの情報を不正に利用していた事件を受けてのものだった。この一件は、Facebookによるユーザーデータの扱いや、データを保護するための取り組みに疑念を抱かせるきっかけとなった。
だが、今回の問題はどうやら、FacebookによるAPIの制限ではなく、Twitterに原因があったようだ。
「Twitterの管理者から同社のアプリを削除してほしいとの要請があった。その結果、TwitterからFacebookに自動投稿されていた内容も、ユーザーのプロフィールから一時的に削除されてしまった」とFacebookの広報担当者は述べた。「しかしその後、われわれが過去の投稿を復元し、現在はユーザーのプロフィールに表示されている」
Twitterはコメントを控えた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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