Uber、電動自転車やスクーターに一層注力へ--短距離移動の効率化を目指す

Marrian Zhou (CNET News) 翻訳校正: 編集部2018年08月28日 07時01分

 配車サービス大手のUberは、都市内の短距離移動に自動車ではなく電動自転車やスクーターを利用してほしいと考えている。

 同社は、電動自転車やスクーターにさらに力を入れる計画だと報じられている。それらの方が自動車よりも、都市内の移動に適しているという理由からだ。

 「ラッシュ時には、1トンもの巨大な金属の塊で1人の人間を10ブロック先まで移動させていたのでは極めて非効率だ」とUberの最高経営責任者(CEO)を務めるDara Khosrowshahi氏は、Financial Times(FT)が米国時間8月27日に掲載したインタビューの中で述べている。「われわれは、ユーザーにとって都合の良い方法で行動を形作ることができる。都市にとっても好都合だ」(同氏)

 FTによると、Khosrowshahi氏は、その動きが短期的にはUberに金銭的なメリットをもたらさないであろうことを認めている。

 Uberは4月に自転車シェアリングの新興企業JUMP Bikesの買収を発表した。JUMP Bikesは、ワシントン、デンバー、ニューヨークで自転車シェアリングを展開している。同社は、カリフォルニア州サンタモニカで電動スクーターレンタル事業の運営に関する推奨を得ており、サンフランシスコで電動スクーターのレンタル事業を運営できる5社分の許可をめぐって争う12社のうちの1社でもある。

 サンフランシスコは4月、スクーターが歩行者を危険にさらしたり、駐車スペースや車いす用通路をふさいだりしているという住民からの苦情を受けて、市内で許可するスクーターの数に上限を設けた。スクーターが壊されたり盗難に遭ったりする問題も発生している。

電動スクーターに乗る人々
提供:Mario Tama / Getty Images

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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