米国のクラウドファンディング「Kickstarter」で1億4000万円以上を集めたスマートロックが日本仕様になって登場する。CANDY HOUSE JAPANは8月28日、日本向けに改良したスマートロック「SESAME mini」を発表した。同日から「Makuake」でクラウドファンディングを実施している。
実施期間は11月1日まで。早期割引価格8800円で、遠隔操作ができるWi-Fiアクセスポイント(税込価格:6000円)を同時に購入すると、さらに1000円割引になる1万4800円(早期割引価格は1万3800円)のコースを用意する。AII in形式のため、目標金額に達しなくても商品は提供される。
SESAMEは、米国シリコンバレーに本社を置くスタートアップ。2015年に設立し、2017年に日本での販売を開始した。しかし日本の鍵は種類が多く、形状もさまざま。海外のものとは異なる仕様だったために、日本向けのスマートロックとしてSESAME miniを開発した。
サイズは高さ54.5mm×幅57mm×奥行き92.7mmで、重量約107g(バッテリ含まず)で、現行のSESAMEに比べ、約半分のサイズにまで小型化。スマホに専用アプリをインストールして、Bluetooth接続する、簡単な設定だけで使える。
Google HomeやAmazon Alexaに対応し、室内から声でよびかけるだけで解錠、施錠、ドアの状態確認が可能。iPhoneと連携させれば、Apple Watchからの操作にも対応する。
アプリ上からゲストに鍵をシェアできるほか、履歴の閲覧、ゲストの管理などが可能。オーナーはパソコンを使って、解錠、施錠、鍵の状況や履歴などを一括管理できるほか、特定のSESAMEの稼働率などをグラフ化し、複数物件の管理もできる。
スマートフォンからの操作に加え、「手ぶら解錠・ノック解錠機能」も装備。初期設定でSESAMEの位置情報を記録することで、鍵に近づいた状態でスマホを3回ノック、または近づくだけで解錠が可能だ。Wi-Fiアクセスポイントと一緒に使えば、遠隔操作ができ、リアルタイムで履歴の確認や通知が受け取れる。
3Mテープを使ってドアに装着ができ、道具や工具は不要。軽量のため落ちづらい設計になっているとのこと。電源にはリチウムイオン電池「CR123A」を2つ使用し、1日10回の開け締めならば510日程度の使用が可能。電池残量が少なくなると、アプリ上にアラートが出る。
IFTTTに対応しているため、スマートホーム機器と連携ができ、解錠、施錠ごとに信号を暗号化することで、軍事レベルのセキュリティを保持しているという。
ボディカラーはホワイト、マットブラック、シャンパンシルバー、シャンパンゴールドの4色。日本に流通する95%の鍵に対応するとしており、残る5%の鍵についても、装着できるように3Dプリンタを使ってパーツを作成するサポートを実施する。
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