ソニーは米国時間8月23日、アップデートした犬型ロボット「aibo(アイボ)」を米国で発売すると発表した。
新型aiboは高度なカメラとセンサを使ってユーザーの自宅をマッピングするため、簡単に動き回って、独力で充電スタンドまで移動することができる。さらに、ソニーによると最大100人の顔を認識して人々との対話を記憶し、人工知能(AI)エンジンによって、時間の経過と共に変化する独自の性格を育てていくことが可能になるという。
新型aiboのバンドルパッケージ「First Litter Edition」の価格は2899ドル(約32万3000円)だ。これにはaiboのほか、3年間の「AI Cloud Plan」、aibo用の一連の玩具、個別にナンバリングされたドッグタグが含まれる。プレセールは9月に開始予定で、商品はホリデーシーズンに間に合うタイミングで発送される見通し。新型aibo(角張った前モデルより見た目が洗練された)は発売前に1カ所のみで米国の一般の人々に展示される。具体的には、8月24日から10月14日まで、マンハッタンのソニースクエアで展示される。
現在、懐かしいテクノロジのトレンドが広まっており、多くの企業が何十年も前のデバイスに新たな命を吹き込んでいる。ソニーのaiboは、そのトレンドにうまく適合する。これらの企業の狙いは、昔の顧客を呼び戻し、販売が終了したそれらの製品から新たな利益を生み出すことだ。
新型aiboには、4000個の部品、22個のアクチュエータ、OLEDスクリーンの目、本体の移動を可能にするためのAIが搭載されている。このAIは、自動運転車とそのセンサで使われるのと同じ種類のものだ。
2018年のaiboは、自宅のWi-FiやAT&T経由のワイヤレス接続を利用できるようになる。ソニーはaiboのクラウドベースのAI機能を動かすため、Amazon Web Services(AWS)と提携した。aiboのアプリを使用すると、アイボが作成した地図にラベルを付けたり、aiboに音声コマンドを伝えたり、aiboのカメラからのビデオフィードにアクセスしたりできる。つまり、aiboを「番犬」として使用することも可能だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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