クラウド人材プラットフォーム「カオナビ」を展開するカオナビは8月23日、人材紹介会社の求職者データベースと社内人事システムの直接連携を実現した機能となる、人材採用アシストサービス「TALENT FINDER」の提供を開始することを発表。第1弾として、リクルートキャリアの転職スカウトサービス「リクナビHRTech 転職スカウト」とのサービス連携を、8月23日から順次開始する。
TALENT FINDERは、カオナビ上で、社内の人事データに紐づく「こんな人ほしい!」のボタンをクリックすると、選定された社員の実績や能力がそのまま募集要項に反映され、提携先の求人サービスに直接求人募集をすることができる機能。人材を必要とする現場担当者が、カオナビ上で直接求人募集ができることに加え、社内で実際に活躍している社員の人事データに基づいて募集要項を作成することができるため、効率的に即戦力となる候補者を見つけることが可能。リクナビHRTech 転職スカウトと連携することで、リクルートキャリアの求職者データベースから、企業が求める人材要件に合った候補者がレコメンドされるという。
昨今、深刻な人手不足を背景に多くの企業の採用活動が加速している一方、採用活動には、人材を必要とする現場担当者や人事担当者、人材紹介会社、求職者など、多くの人が介在しており、人的コストの増加、求める人物像の齟齬が生まれ、求人窓口である人事部門を介することによる時間のロスや、現場部門と人事部門との求人内容の認識齟齬による候補者ミスマッチ、採用の判断材料が履歴書や面接のみであることによって発生する採用後のミスマッチなど課題が発生しているという。
TALENT FINDERは、現場担当者が人事や人材紹介会社を介することなくカオナビ上で直接求人募集を出すことができるため、現場担当者と人事・人材紹介会社間の求める人物像の乖離を防ぎ、効率的にマッチング率の高い人材を募集することができるとうたっている。なお、社員の人事データは、予め企業で設定した項目のみ、人材紹介会社へ送付されるため、個人が特定される情報は送付されないとしている。
カオナビ利用企業であれば、TALENT FINDERの機能を無料で使用可能。別途、人材紹介会社との契約が必要となっている。また、このサービスを通じて採用に至った場合は、人材紹介会社との契約条件に合致した費用請求が発生する。
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