職場向けのコラボレーションプラットフォームを提供するSlackは、4億2700万ドル(約470億円)の資金を調達し、評価額が71億ドル(約7820億円)となったことを発表した。今回のシリーズHラウンドはDragoneer Investment GroupとGeneral Atlanticが率いた。
Slackは2014年4月以降、これまでに総額12億7000万ドル(約1400億円)もの資金を調達している。同社によると、現在、1日あたりのアクティブユーザー数は800万人超で、7万ものユーザーグループが有料で利用しているという。
Slackは、「Microsoft Teams」をはじめ、職場のコラボレーション分野のさまざまな既存サービスや新規サービスと競合している。Slackのほかとの重要な違いは、プラットフォームを横断して使える点だ。各種プラグインが用意されているので、作業の大部分がSlackの中だけで完結する。
同社は最近、Atlassianの「Stride」および「Hipchat」プラットフォームの知的財産を買収した。この動きは、はるかに巨大なライバルであるMicrosoftの攻撃をかわすのに役立つ可能性がある。
Slackは、最新の資金調達ラウンドが同社に「さらなるリソースと柔軟性をもたらすことで、顧客サービスの向上、ビジネスの進化、目の前に広がる大きなチャンスの活用が可能になる」と述べた。つまりSlackは、競争が激しいワークプレイスコミュニケーション市場で強みを維持していくため、必要な資金を確保していくということだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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