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ユークスとエイベックスが「ARP」で見いだした可能性--ARライブシステムを広く展開へ - (page 2)

佐藤和也 (編集部)2018年08月20日 14時40分
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 説明のなかで登壇した内田氏は、自身がこれまでキャラクターコンテンツのなかでも、単なる物語のキャラクターではなく、人と寄り添う、特別な存在になるキャラクターを手がけてきたと振り返り、現実と架空の間を埋めるキャラクターをどうやったら作れるのかか、より身近で、現実の延長のなかに存在するキャラクターを作ることがテーマとしてあったという。

エイベックス・エンタテインメント執行役員の猪野丈也氏(左)と、ユークスの内田明理氏(右)
エイベックス・エンタテインメント執行役員の猪野丈也氏(左)と、ユークスの内田明理氏(右)

 内田氏は「ALiS ZEROで、2次元のキャラクターで一期一会の機会を体験できる世界がようやく実現した。生のパフォーマンスという高い価値を提供することが、2次元のキャラクターでもできる」と語る。また、その価値は2次元キャラが生で動くということにとどまらず、さまざまなプロフェッショナルの技術を集約し、2次元のCGと人間の卓越した技術を掛け合わせることによって、普通の人間では到達できないパフォーマンスやエンタメを実現できることにもあると説明する。そして「2次元の映像表現と人間の技が融合したエンタメがひとつのジャンルとして確立し、多くの方が楽しめる未来がすぐそこまできている」と展望を語った。

 エイベックス・エンタテインメント執行役員の猪野丈也氏も登壇。ARPは、音楽、ライブ、ARコンテンツとそれぞれの成長産業にまたがるコンテンツとしてマッチしていると説明。ユークスとの協業については「卓越した技術」と「アーティストのブランディング」を挙げた。前述した人間表現の技術とキャラクターの設定や背景など、応援したくなる存在としての構築は、他の2次元コンテンツと大きな相違性があるという。その上で、スマホと連動した応援システムなど、よりインタラクティブな体験が提供できるのも世の中にマッチしているとし、プロジェクトとしての大きな魅力だとした。

 今後の展望として、ALiS ZEROを通じての新たなIPやエンタメを作り出すことが可能だとし、エイベックスとしても2次元コンテンツを保有していることから、それらのARライブも考えているという。海外展開についても考えており、その第1歩として8月19日に行われた「KICK A‘LIVE」の公演を、中国のbilibili動画を通じて全編生配信を実施。その後も展開を広げていくという。将来的には5Gや圧縮技術の発達によって、日本のスタジオから海外にライブ配信することも可能になっていくとした。そして「ARPには大きな可能性がある。アーティストとしてだけではなく、ALiS ZEROによる新しいARアーティストやエンタメの創造ができると確信している」と語った。

ARPの4人がステージ上で関係者からの質疑応答に直接答える一幕もあった
ARPの4人がステージ上で関係者からの質疑応答に直接答える一幕もあった

 なおコンベンションでは、ファンクラブの会員も交えてARPがパフォーマンスを披露するパートもあり、前述したダイナミックなダンスパフォーマンスによるライブステージを展開したのをはじめ、ファンからの質問にメンバーが答えるというインタラクティブなやりとりも実際に行われた。

新曲「Paradise」を披露
新曲「Paradise」を披露
来場したファンからの質問に回答するコーナーも
来場したファンからの質問に回答するコーナーも

 またアーティストとしての今後の展開として、新曲「Paradise」を8月18日に音楽配信サイトで提供を開始し、テレビ朝日系全国放送「Break Out」の9月度マンスリーアーティストとしてタイアップすることを発表。ほかにもニューアルバムを12月に発売するほか、ライブ「KICK A‘LIVE2」を2019年1月5~6日に横浜文化体育館で開催する。さらにARPのアニメ化も発表した。

自撮り棒を使ってファンと撮影するという、現実のアーティストさながらの光景も
自撮り棒を使ってファンと撮影するという、現実のアーティストさながらの光景も
そこで撮影された写真
そこで撮影された写真

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