スマートフォンなど存在せず、携帯電話やPC、インターネットの普及率がまだ低かった1990年代は、誰もが連絡先やスケジュールなどを手帳で管理していた。特に、忙しさが優秀さの証しである、と一部で考えられていたバブル時代は、リフィルでパンパンに膨らんだシステム手帳をこれ見よがしに使っている人も少なくなかった。
デジタル機器の発達で手帳を使う機会は珍しくなったが、スマートフォンより紙の方が便利な場面はときおりある。そこで、スマートフォンとベストマッチの、ICT全盛時代に最適なシステム手帳「Tesmo」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。
Tesmoは、A5サイズのリフィル用システム手帳にしか見えないが、内部にモバイルバッテリを搭載している。しかも、ワイヤレス充電機能を備え、Qi対応スマートフォンならば表カバー上に置くだけで充電できる。
背面カバーの裏側にはUSBケーブルが設けられていて、Qi充電と合わせて3台のデバイスを同時に充電可能。充電用ケーブルは、コネクタがMicro USBとUSB Type-Cの2本あり、Lightningコネクタ用アダプタも用意されている。バッテリ容量は8000mAhあるので、普段使いには十分だろう。
もちろん、システム手帳としても使える。6穴のA5リフィルであれば好きな用紙をとじられるので、使い慣れたものや自作のものなどが使える。カードとペンを入れておくホルダー、メモなど用のポケットも備えている。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間8月23日まで。記事執筆時点(日本時間8月14日14時00分)でキャンペーン期間は9日残っているが、すでに目標金額1万ドル(約111万円)の5倍を上回る約5万5000ドル(約610万円)の資金を集めている。
Tesmoの紹介ビデオ(出典:Kickstarter)
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